« Ajax: iPhone/iPod touchのURLバーを隠す | Main

Tuesday, May 13, 2008

著作権の切れた著作物

朝日新聞の5月13日の記事に「今、若者にウケる「蟹工船」 貧困に負けぬ強さが魅力?」というものがあった。「蟹工船」の文庫がよく売れているのだという。 小林多喜二は今年、没後75年だ。ちょうど、著作権延長で議論されている75年である。 つまり現行著作権は作者の死後50年だから、すでに著作権は切れている。 実際、青空文庫において小林多喜二作品が公開されており、インターネットで無料で読むことが可能だ。

こうして著作権の切れたものも出版社が売っている。延長賛成論者であれば「売れるということは、価値があるのだから権利を認めるべきだ」と主張するかもしれない。しかし、逆説的に「著作権が切れたものでも、作品はきちんと扱われている例」と見ることもできる。この記事にあるように同じ作品を複数の出版社が出版している。またマンガもあるという。著作権が切れていないければ、こういう展開はなかったかもしれない。また、インターネットで無料で読める作品も、本としてこうして売れているというのは事実である。

著作権を認めるということは「排他的」独占権を認めることだ。少なくとも、小林多喜二はそんなものは求めなかったのではないかと思う。

|

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/5771/41191779

Listed below are links to weblogs that reference 著作権の切れた著作物:

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)