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Friday, October 06, 2006

ソーシャルネットワーク特許

ちょっと前に、FriendsterがSNS特許取得というニュースが出ていたようだ。
この記事によると、2003年6月に出願となっている。

しかし、ここに上がっているような内容はすでに2003年1月にアメリカで我々は発表していると思う。

Human-Network-based Filtering: The Information Propagation Model based onWord-of-Mouth Communication, Susumu TAKEUCHI, Junzou KAMAHARA, Shinji SHIMOJO, Hideo MIYAHARA,
Proceedings of 2003 Symposium on Applications and the Internet(SAINT 2003),pp.40-47, Orlando, Florida, USA, (Jan. 27-31, 2003)

この中で、ユーザの登録等に触れたくだりもある。

Therefore, in our system, when a certain user wants to register another user, the user has to send a request message. When the requested user also wants to become a neighbhoring user, the requested user must reply with a response message for that request. The neighboring user is organized only after the requested user receives this response message.

さらに言えば、このシステムについては、2001年6月に日本国内で出願している(特開2003-006118  「情報伝達システム及び情報提供方法」)。まあ審査請求していないですが(出願から3年以内に審査請求しないといけないというのはちょっと厳しい)。ちなみにこれは、2001年3月に「ユーザ間の関連性に基づいた連続的情報転送モデル」という電子情報通信学会 第12回データ工学ワークショップ(DEWS2001)で発表した内容をベースに出願している。ちなみにこの時はメールベースアプリケーションだが、DEWS2002では携帯電話を用いたウェブベースのアプリケーションも公表している。

ちなみに「任意の2ユーザ間の関係を列挙表示する」というものは、やっているSNSも少ないのであんまり意味は無いだろう。

SNSの特許って無理。5年前に日本でそういうのあったしでも、2001年10月の研究発表が紹介されている。実際に報告を見たが、知人全員を一覧表示し、各人の近況を表示する機能など、現在のSNSにかなり近い形と思う。

この時期はちょうどインスタント・メッセンジャー(IM)が注目を浴びていた時期でもあり、同時多発的に同じような内容の研究が発表されていたのではないかと思う。

とはいえ、特許はややこしいので、ミクシィのような企業が特許を慎重に扱うのはやむを得まい。

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